DeepSeek V4.1 Flash は、Claude Code や Codex のモデルとしてそのまま使えます。DeepSeek の API に Anthropic 互換と OpenAI Responses API 互換の入口があるため、環境変数か設定ファイルを書き換えるだけで済みます1 2 。モデルは 2026 年 9 月 10 日に公開されました。API でのモデル名は deepseek-flash で、文脈は 1M トークンです3 4 。この記事では、公式ドキュメントで確かめた設定・料金・DeepSeek Harness(dsh)の位置づけを整理します。あわせて、Claude Haiku 5.5・GPT-6 Luna との使い分けと、コードを送る前に知っておくべきデータの扱いもまとめます。料金や仕様は 2026 年 10 月時点の情報です。
DeepSeek V4.1 Flash は、DeepSeek が新しい設計で作ったモデル群のうち最も小さいモデルです。画像の理解にも対応しています3 。MoE(Mixture of Experts。入力ごとに一部の専門家だけを動かす設計)で、全体は 552B パラメータです。入力側は 8B、出力側は 16B だけが動く「Causal Encoder–Decoder」という非対称の構造をとっています3 。
項目 内容(2026 年 10 月時点) 公開日 2026-09-103 API のモデル名 deepseek-flash(旧名 deepseek-v4-flash なども V4.1 Flash に回される)4 文脈の長さ / 最大出力 1M トークン / 384K トークン4 思考モード 既定で有効。effort は low / high / max5 対応 API OpenAI Chat Completions・Responses API・Anthropic API4 機能 JSON 出力・ツール呼び出し・画像入力など4 重み Hugging Face で MIT ライセンスで公開。ファイルは合計約 510GB6
DeepSeek は、前世代と比べて KV キャッシュ(文脈を保持するメモリ)の HBM 使用量が 4 分の 1、SSD の使用量が 8 分の 1 になったと説明しています3 。エージェントはキャッシュ済みの長い文脈を何度も読み直すので、ここが費用に効くというのが DeepSeek の主張です3 。
各エージェントがどの入口からつながるかは、次の図のとおりです。
Claude Code は Anthropic 互換、Codex は Responses API、OpenAI SDK は Chat Completions の入口から deepseek-flash につながる構成図 図: 筆者作成(DeepSeek API Docs・DeepSeek Harness Docs をもとに作成)
なお、旧世代の上位モデル V4 Pro(deepseek-v4-pro)も API で引き続き使えます。DeepSeek は当初、9 月 14 日以降は V4 Pro へのリクエストを V4.1 Flash に回すと告知していました3 。その後、利用者の要望を受けて V4 Pro の提供を続けると変更しています7 。
話題になったきっかけは、海外の開発者コミュニティでの「安くて十分使える」という評価です。Hacker News では 2026 年 10 月 8 日に「Why isn't the industry freaking out about DeepSeek 4.1 Flash?」が投稿され、1,128 ポイント・988 コメントを集めました8 。元の記事の筆者は、約 1 か月ほど複数のプロジェクトで使い、多くの作業で Claude Opus 5.5 との差を感じなかったと書いています9 。ただし、これは筆者個人の感想で、計測ではありません。
日本の検索では、DeepSeek という語の関心そのものは 7 月より下がっています。一方で、一緒に検索される語では「deepseek v4.1 flash」「dsh」「deepseek harness desktop」「glm 5.3」が「急激増加」でした10 。つまり、新しいモデルとエージェント本体(dsh)の使い方を調べる人が増えている状態です。
DeepSeek・Claude Code の検索関心度(日本・週ごと) データを表で見る DeepSeek・Claude Code の検索関心度(日本・週ごと) 週 DeepSeek Claude Code 07/15 30 52 07/22 16 46 07/29 25 43 08/05 23 40 08/12 33 42 08/19 18 38 08/26 16 40 09/02 15 35 09/09 19 34 09/16 13 25 09/23 11 30 09/30 12 31 10/07 17 30
出典: Google トレンド(日本、2026/07/15〜2026/10/07 の週、2026-10-14 取得。最大を 100 とした相対値)
DeepSeek 自身が公表したベンチマークでも、V4.1 Flash は前世代の V4 Pro を上回っています。下のグラフは、ターミナル操作の課題を解く Terminal-Bench 2.1 の値です7 。
Terminal-Bench 2.1 のスコア(DeepSeek 公表値) データを表で見る Terminal-Bench 2.1 のスコア(DeepSeek 公表値) モデル スコア V4-Flash(2026-07-31 版) 82.7 V4-Flash-Vision-Exp(08-21) 83.9 V4-Pro(08-13 GA 版) 87.9 V4.1-Flash(09-10) 90.6
出典: DeepSeek API Docs「Change Log」(2026-10-14 参照)。DeepSeek Harness の minimal モード・max effort で DeepSeek が測定した値
これらは DeepSeek が自社のエージェント(DeepSeek Harness の minimal モード)で測った値です7 。Claude や GPT と同じ条件で比べた公式の数字ではない点に注意してください。
料金は 100 万トークンあたりで、時間帯によって 2 倍変わります4 。オフピークはピークの半額です。
100 万トークンあたり ピーク オフピーク 入力(キャッシュヒット) $0.006 $0.003 入力(キャッシュミス) $0.30 $0.15 出力 $1.20 $0.60
出典: DeepSeek API Docs「Models & Pricing」(2026-10-14 参照)4
ピークは UTC の 01:00〜04:00 と 06:00〜10:00 で、月曜から金曜が対象です(中国の祝日を除く)4 。日本時間に直すと平日の 10:00〜13:00 と 15:00〜19:00 です。日本の勤務時間の大半がピークに当たるので、急がない一括作業は夜や週末に回すと半額になります。
日本時間の平日 10 時〜13 時と 15 時〜19 時が DeepSeek API のピーク料金で、土日は終日オフピークになることを示す図 出典: DeepSeek API Docs「Models & Pricing」をもとに筆者作成
単価だけを見ると、V4.1 Flash は最安ではありません。Claude Haiku 5.5 と GPT-6 Luna は入力 $0.10・出力 $0.50 からで、V4.1 Flash のピーク料金より安い設定です11 12 。
入力(キャッシュなし)と出力の単価(USD / 100 万トークン) データを表で見る 入力(キャッシュなし)と出力の単価(USD / 100 万トークン) モデル 入力(ドル) 出力(ドル) DeepSeek V4.1 Flash(ピーク) 0.3 1.2 DeepSeek V4.1 Flash(オフピーク) 0.15 0.6 Claude Haiku 5.5(10 万以下) 0.1 0.5 Claude Haiku 5.5(10 万超) 0.5 2.5 GPT-6 Luna(Short context) 0.1 0.5
出典: DeepSeek API Docs「Models & Pricing」、Anthropic「Pricing」、OpenAI「API Pricing」(いずれも 2026-10-14 参照。標準の料金)
違いが出るのは、文脈が長いときとキャッシュヒットの単価です。
Haiku 5.5 は、1 回のプロンプトが 10 万トークンを超えると、入力・出力・キャッシュの単価がすべて 5 倍になります11
V4.1 Flash は 1M トークンまで単価が変わりません。キャッシュヒットも $0.006(ピーク)と、Haiku 5.5 の $0.01(10 万以下)より安い設定です4 11
Claude Sonnet 5.5 は入力 $2・出力 $10、Opus 5.5 は入力 $4・出力 $20 です11
公式の単価から、エージェントの 1 ターン(1 回の API 呼び出し)の費用を計算しました。キャッシュの書き込み料金(Anthropic は別に掛かる)は含めていない概算です。
想定 DeepSeek V4.1 Flash(ピーク) 同(オフピーク) Claude Haiku 5.5 Claude Sonnet 5.5 Claude Opus 5.5 A: 文脈 15 万(うちキャッシュ 14 万)、出力 3,000 $0.0074 $0.0037 $0.0195 $0.0640 $0.1280 B: 文脈 5 万(うちキャッシュ 4.5 万)、出力 2,000 $0.0042 $0.0021 $0.0020 $0.0345 $0.0690
計算式は「トークン数 × 単価 ÷ 100 万」の合計です(筆者計算。単価は4 11 )。
A の Haiku 5.5 は、プロンプトが 10 万トークンを超えるため高い方の単価で計算しています。A のように大きなリポジトリを読み込んだ長い会話では、V4.1 Flash が Haiku 5.5 の半分以下になります。B のように文脈が 10 万トークン以下に収まる短い作業では、Haiku 5.5 の方が安くなります。「DeepSeek なら常に安い」とは言えないので、自分の使い方の文脈の長さで比べてください。Haiku 5.5 の細かい料金は Claude Haiku 5.5 の使いどころ で説明しています。
Claude Code は、環境変数で接続先を DeepSeek の Anthropic 互換エンドポイントに向ければ動きます1 。DeepSeek の公式ドキュメントが示す設定は次のとおりです(macOS / Linux)。
export ANTHROPIC_BASE_URL=https://api.deepseek.com/anthropic
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=<DeepSeek の API キー>
export ANTHROPIC_MODEL=deepseek-flash[1m]
export ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL=deepseek-flash[1m]
export ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL=deepseek-flash[1m]
export ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL=deepseek-flash
export CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL=deepseek-flash
export CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL=max
export CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW=786432
それぞれの意味は、Claude Code の公式ドキュメントで確かめられます13 14 。
環境変数 役割 ANTHROPIC_BASE_URLAPI の接続先を差し替える ANTHROPIC_AUTH_TOKENAuthorization: Bearer に入れる値(DeepSeek の API キー)ANTHROPIC_MODEL / ANTHROPIC_DEFAULT_*_MODEL既定のモデルと、opus・sonnet・haiku の別名が指すモデル CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODELサブエージェントの既定モデル CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL思考の深さ(effort) CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW自動で会話を圧縮し始めるトークン数
モデル名の末尾の [1m] は、Claude Code に「このモデルの文脈は 1M」と伝える印です。Claude Code は、知らないモデル名でも [1m] が付いていれば 1M の文脈として扱います14 。
~/ .zshrc に export を直接書くと、すべての Claude Code が DeepSeek につながります。社内のリポジトリで誤って使わないよう、筆者は関数にして必要なときだけ呼ぶ形をすすめます。次の関数は、サブシェル ( … ) の中だけで環境変数を変えます。
ds-claude () {
(
export ANTHROPIC_BASE_URL="https://api.deepseek.com/anthropic"
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN="${DEEPSEEK_API_KEY:?DEEPSEEK_API_KEY を設定してください} "
export ANTHROPIC_MODEL="deepseek-flash[1m]"
export ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL="deepseek-flash[1m]"
export ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL="deepseek-flash[1m]"
export ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL="deepseek-flash"
export CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL="deepseek-flash"
export CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL="max"
export CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW="786432"
claude "$@ "
)
}
上の関数を ~/ .zshrc に追記し、source ~/ .zshrc で読み込む
DeepSeek Platform で API キーを発行し、DEEPSEEK_API_KEY に入れる(キーチェーンやパスワード管理ツールから読み込むのが安全)
試したいリポジトリで ds-claude を実行する。普段の claude は今までどおり Anthropic につながる
ds-claude 関数を読み込み、API キーが無いと止まること、Claude Code のバージョンが表示されること、関数の外では ANTHROPIC_BASE_URL が空のままであることを確かめる様子 筆者が macOS・zsh・Claude Code 2.1.299 で実行した画面(API は呼んでいない)
筆者は DeepSeek の API キーを持っていないため、実際の API 呼び出しは試していません。上の GIF は、関数が環境変数を正しく閉じ込めることだけを確かめたものです。
DeepSeek の Anthropic 互換 API は、Anthropic API のすべてに対応しているわけではありません15 。主な違いは次のとおりです。
モデル名の読み替え: claude-opus で始まる名前は deepseek-v4-pro(Pro の料金)に、claude-haiku・claude-sonnet は deepseek-flash に読み替えられます1 。上の設定のように opus の別名も deepseek-flash に向けておくと、意図せず Pro の料金になるのを防げます
無視される項目: cache_control・mcp_servers・container などは無視されます。document(PDF などの文書ブロック)と MCP のツール結果ブロックは使えません15
思考の予算: thinking は使えますが budget_tokens は無視されます15
Web 検索: Claude Code の Web 検索は DeepSeek 側で動きます。検索結果の要約のために追加のトークン料金が掛かります1
Claude Code 側の動き: ANTHROPIC_BASE_URL が Anthropic 以外を指すと、MCP のツール検索は既定で無効になります。v2.1.196 以降は Remote Control も無効です13
Codex は Responses API でモデルとやり取りします。DeepSeek の API はこれにも対応しています2 。Codex CLI・ChatGPT デスクトップアプリ・VS Code の Codex 拡張は同じ設定ファイルを読むので、1 回の設定で 3 つとも切り替わります2 。
DeepSeek は自動設定のスクリプトを用意しています。ただし curl … | bash 形式なので、実行する前に中身を読んでください2 。手で書く場合は、まず ~/ .codex/ models.json(モデルの文脈長や effort の段階を Codex に伝えるファイル)を公式ドキュメントからそのまま写します。そのうえで ~/ .codex/ config.toml に次を書きます2 。
model = "deepseek-flash"
model_provider = "deepseek"
preferred_auth_method = "apikey"
forced_login_method = "api"
model_reasoning_effort = "high"
web_search = "disabled"
show_raw_agent_reasoning = true
model_catalog_json = "~/.codex/models.json"
[model_providers.deepseek]
name = "deepseek"
base_url = "https://api.deepseek.com/"
wire_api = "responses"
env_key = "DEEPSEEK_API_KEY"
[desktop]
enabled-reasoning-efforts = ["low" , "medium" , "high" , "xhigh" , "ultra" , "max" ]
DeepSeek の例では、API キーを experimental_bearer_token として設定ファイルに直接書いています2 。しかし Codex の公式リファレンスはこの書き方を「非推奨(discouraged)」とし、環境変数を指定する env_key をすすめています16 。上の例は env_key に置き換えたものです(筆者は TOML として読めることだけを確かめました)。
設定できたら、プロジェクトで codex を実行します。起動時の表示に model: deepseek-flash と出れば反映されています2 。注意点として、Codex は会話の履歴をログイン方法ごとに分けて保存します。DeepSeek に切り替えると、それまでの ChatGPT の履歴は見えなくなります(消えてはいません)2 。Codex のモデルの選び方は GPT-6 Astra を Codex で使う でも説明しています。
自作のツールや CI のスクリプトからは、OpenAI か Anthropic の SDK の接続先を変えるだけで呼べます5 15 。OpenAI の Python SDK で思考モードを指定する例です。思考モードの切り替えは extra_body で渡します5 。
from openai import OpenAI
client = OpenAI(api_key="<DeepSeek の API キー>" , base_url="https://api.deepseek.com" )
response = client.chat.completions.create(
model="deepseek-flash" ,
messages=[{"role" : "user" , "content" : "この関数の境界値テストを考えて" }],
reasoning_effort="high" ,
extra_body={"thinking" : {"type" : "enabled" }},
)
print (response.choices[0 ].message.reasoning_content)
print (response.choices[0 ].message.content)
思考モードでは temperature などのパラメータは効きません(エラーにもなりません)5 。ツール呼び出しを使う会話では、前のターンの reasoning_content を API に返す必要があります5 。Anthropic の SDK なら、環境変数 ANTHROPIC_BASE_URL を https:/ / api.deepseek.com/ anthropic にして model="deepseek-flash" を指定します15 。OpenCode は / connect から DeepSeek を選ぶだけで使えます17 。
DeepSeek Harness(コマンド名 dsh)は、DeepSeek が自分で作っているオープンソースのエージェント本体です18 。ライセンスは MIT です。「すべてがプラグイン」という設計で、ファイルの読み書き・コマンド実行・作業の委任・計画の管理を行います18 19 。Claude Code や Codex と同じ役割のソフトで、DeepSeek のベンチマークもこの dsh の minimal モードで測られています7 。
Node.js があれば、次の 1 行で Web UI が立ち上がります18 。
npx @deepseek-ai/dsh web
実行モード: Web UI のほか、1 回だけ実行して答えを出す dsh --profile headless "…"、SDK 用、ACP 用のモードがあります20
他社モデル: Anthropic・OpenAI・Kimi・GLM の API キーや、OpenAI / Anthropic 互換の自前のゲートウェイも登録できます19
デスクトップ版: 検索で伸びている「deepseek harness desktop」は、この Web UI を Electron で包んだアプリです。DeepSeek の Harness のページからダウンロードできます21
注意点は、dsh がまだ開発者プレビューであることです。README には「互換性を壊す変更がある」と明記され、2026 年 10 月 9 日時点の最新版も v0.2.1-alpha.2 です18 。安全に関する文書(SAFETY.md)は、セキュリティ監査を受けておらず、本番用として扱ってはいけないと書いています。そのうえで、使い捨ての仮想マシンやコンテナで動かすようすすめています22 。さらにデスクトップ版は、操作の利用統計を既定で送ります。画面上で止めるスイッチは無く、設定ファイルで enabled を切り替える方式です23 。
GitHub の yetone/magpie は「Codex on DeepSeek, Claude Code on Kimi」をうたう、エージェントのモデルをメニューバーから切り替えるツールです24 。ローカルにゲートウェイ(127.0.0.1:3425)を立て、OpenAI・Anthropic・Gemini の API 形式を相互に変換します24 。便利ですが、既定では Claude Code や Codex のログイン情報(キーチェーンを含む)を読みに行きます。README にも、止めるには設定か magpie accounts discovery off を使うと書かれています24 。会社の端末で使う前に、この動きを許してよいか確かめてください。筆者はインストールしていません。
結論から言うと、V4.1 Flash は「社外に出してよいコードで、長い文脈を何度も読む作業」に向きます。反対に、社内のコードや契約上の制約がある作業は Claude・GPT のままにします。判断の基準は次の表です。
判断の軸 DeepSeek V4.1 Flash Claude Haiku 5.5 GPT-6 Luna / 6.1 Sol 単価(短い文脈) Haiku・Luna より高い 最安クラス Luna は最安クラス 単価(10 万トークン超) 1M まで一定 5 倍に上がる 長い文脈は別単価 時間帯 日本の平日昼はピーク料金 一定 一定(Standard) データの保存先 中華人民共和国のサーバー25 Anthropic OpenAI エージェントとの相性 互換 API 経由(一部機能は無視) Claude Code の標準 Codex の標準
出典: 4 11 12 25 。表の評価は各社の公開情報から筆者が整理したもの
使い分けの例です。
個人の OSS やサンプルの実装、長いログの調査: V4.1 Flash(できれば夜や週末のオフピーク)
Claude Code のサブエージェントでの短い検索・分類: Haiku 5.5。文脈が 10 万トークン以下なら単価は Haiku 5.5 の方が安い(サブエージェントの作り方は Claude Code サブエージェント )
設計・難しいデバッグ・最終レビュー: Opus 5.5 や GPT-6 Astra。Hacker News の元記事の筆者も、最終のコードレビューには Opus 5.5 を使うと書いています9
コードを外部に出せない案件: 重みを自前の環境で動かすか、ローカルのモデルを使う(Qwen3.8-Flash-Next をローカルで使う )
同じ条件で Claude・GPT と性能を比べた公式の数字はありません。DeepSeek のベンチマークは自社の dsh で測ったものなので7 、自分のリポジトリで同じ課題を解かせて比べるのが確実です。
DeepSeek の API にコードを送ると、そのコードは中華人民共和国のサーバーに保存されます。プライバシーポリシーには「当社が収集した情報を中華人民共和国にある安全なサーバーに保存します」とあります(2026 年 2 月 10 日更新版)25 。主な点は次のとおりです。
利用目的: 集めた情報の利用目的に、機械学習モデルなど自社の技術の「トレーニングおよび改善」が含まれます。モデルの訓練に使うことを拒否する権利も書かれています25
保持期間: アカウントがある限り、入力情報を含めて保持するとされています25
準拠法: API の利用規約(Open Platform Terms of Service、2026 年 4 月 29 日発効)は、中国本土の法律に準拠します26
入出力の権利: 入力の権利は利用者に残り、出力の権利も利用者に譲渡されると書かれています26
コーディングエージェントは、指示した範囲を超えてファイルを読みます。.env や鍵ファイル、顧客データが文脈に入れば、それも送られます。使う前に次を確かめてください。
会社の情報セキュリティ規程で、海外の、特に中国の事業者への送信が許されているか
試すリポジトリに秘密情報が無いか。.env やクラウドの認証ファイルを、エージェントが読めない場所に置いているか
dsh を使うなら、SAFETY.md のすすめどおりコンテナや仮想マシンで動かしているか22
API キーを設定ファイルに平文で書いていないか(Codex は env_key を使う16 )
秘密情報をエージェントに読ませない具体的な設定は、AI エージェントからの情報漏洩を防ぐ で説明しています。重みは MIT ライセンスで公開されているので、データを外に出したくない場合は自前の環境で動かす道もあります6 。ただし重みだけで約 510GB あり、個人の PC で動かせる大きさではありません6 。
思ったより高い: claude-opus で始まるモデル名を送ると V4 Pro の料金になります1 。opus の別名も deepseek-flash に向けてください。日本の平日昼はピーク料金です4
文脈が早く圧縮される、または溢れる: Claude Code では、モデル名に [1m] が付いているかを確かめます14 。圧縮の開始点は CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW で決まります13
Codex で過去の会話が消えた: ログイン方法ごとに履歴が分かれているだけです。元の設定に戻すと再び表示されます2
思考モードで temperature が効かない: 仕様です。思考モードでは無視されます5
OpenCode でモデル名が古い: DeepSeek の手順は OpenCode v1.18.30 以上をすすめています17
同時実行数: deepseek-flash の同時実行の上限は 2,500 です4
DeepSeek V4.1 Flash は 2026 年 9 月 10 日公開。API 名は deepseek-flash、文脈は 1M トークン、重みは MIT ライセンス
Claude Code は Anthropic 互換の入口(環境変数)、Codex は Responses API(config.toml)で、設定だけで切り替えられる
単価は短い文脈なら Haiku 5.5・GPT-6 Luna の方が安い。長い文脈とキャッシュの多い作業で V4.1 Flash が有利。日本の平日昼はピーク料金
dsh は DeepSeek 製のエージェント本体だが、まだ開発者プレビュー。コンテナで試す
送ったコードは中国のサーバーに保存される。社外に出してよいコードで試す
まずは公開して困らない個人のリポジトリで ds-claude を作り、いつもの Claude Code と同じ課題を解かせて結果と費用を比べてみてください。
deepseek-flash です。旧名の deepseek-v4-flash と deepseek-v4-flash-vision-exp も受け付けられますが、どちらも V4.1 Flash に回され、Flash の料金になります(2026 年 10 月時点)4 。
あります。https:/ / api.deepseek.com/ anthropic で、Claude Code や Anthropic の SDK から使えます15 。ただし cache_control や mcp_servers などは無視され、document ブロックは使えません15 。
DeepSeek が作っているオープンソースのエージェント本体で、コマンド名が dsh です。npx @deepseek-ai/ dsh web で Web UI が起動します18 。2026 年 10 月時点では開発者プレビューで、セキュリティ監査を受けていないと明記されています22 。
100 万トークンあたり、入力がピーク $0.30(キャッシュヒットは $0.006)、出力がピーク $1.20 です。オフピークはその半額です4 。ピークは日本時間の平日 10:00〜13:00 と 15:00〜19:00 です。
社内の規程しだいです。DeepSeek のプライバシーポリシーでは、集めた情報は中華人民共和国のサーバーに保存されます。利用目的にもモデルの訓練が含まれます25 。海外の事業者への送信が許されていない場合は使わず、重みを自前の環境で動かすか、別のモデルを選んでください。
文脈の長さで変わります。プロンプトが 10 万トークン以下なら、Haiku 5.5 の方が入力・出力とも安い単価です11 。10 万トークンを超えると Haiku 5.5 の単価は 5 倍になるため、長い文脈では V4.1 Flash の方が安くなります4 11 。
Integrate with Claude Code — DeepSeek API Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
Integrate with Codex — DeepSeek API Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9
DeepSeek-V4.1-Flash: Smarter, Faster, More Efficient — DeepSeek, 2026-09-10(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7
Models & Pricing — DeepSeek API Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16
Thinking Mode — DeepSeek API Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6
deepseek-ai/DeepSeek-V4.1-Flash — Hugging Face(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3
Change Log — DeepSeek API Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
Why isn't the industry freaking out about DeepSeek 4.1 Flash? — Hacker News, 2026-10-08(2026-10-14 参照) ↩
Why isn't the industry freaking out about DeepSeek 4.1 Flash? — dgt.is, 2026-10-07(2026-10-14 参照) ↩ ↩2
Google トレンド: DeepSeek・Claude Code ほか(日本・過去 90 日) — Google(2026-10-14 取得) ↩
Pricing — Anthropic, Claude Platform Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8
API Pricing — OpenAI(2026-10-14 参照) ↩ ↩2
Environment variables — Anthropic, Claude Code Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3
Model configuration — Anthropic, Claude Code Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3
Using the Anthropic API — DeepSeek API Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7
Configuration Reference — OpenAI, Codex Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2
Integrate with OpenCode — DeepSeek API Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2
deepseek-ai/deepseek-harness(README・Releases) — DeepSeek-AI, GitHub(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
Configure models — DeepSeek Harness Docs(2026-10-14 参照) ↩ ↩2
@deepseek-ai/dsh(CLI README) — DeepSeek Harness, GitHub(2026-10-14 参照) ↩
DeepSeek Harness — DeepSeek(2026-10-14 参照) ↩
SAFETY.md — DeepSeek Harness, GitHub(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3
@deepseek-ai/dsh-client-product-analytics — DeepSeek Harness, GitHub(2026-10-14 参照) ↩
yetone/magpie — GitHub(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3
DeepSeek プライバシーポリシー — DeepSeek, 2026-02-10 更新(2026-10-14 参照) ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6
DeepSeek Open Platform Terms of Service — DeepSeek, 2026-04-29 発効(2026-10-14 参照) ↩ ↩2